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S.E.Oに関すること。

 alt=""title="" 先日、めずらしくヨットマンの”岩名地 正”さんから電話を頂いた。以前相談を頂いたストリーミングサーバの件かと思ったが「S.E.Oって、いくらぐらいかかるものなの?」とのこと。
S.E.Oというのは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略で特定の検索エンジンを対象として検索結果でより上位に現れるようにウェブページを調整していく事である。

 岩名地(いわなじ)さんは1999年、大西洋単独横断ヨットレース「ミニトランサット」に日本人初参加。総合9位に入り、レース終了後、今度は陸路アメリカを横断し、さらに太平洋を横断して帰ってきた人である。2年前に横浜のボートショーで旧知の大貫一郎さんに紹介して頂いたのがきっかけだった。油壺にある「オリオン」(岩名地さんの愛艇)にも行った事がある。と、ここまで書くと本題を外れてきそうなので元に戻す。今彼は『マリンTV』http://www.marine-tv.net/ というサイトを運営していてそのサイトの件でS.E.Oをしませんか。と電話営業があったとの事だった。そこで私は「都内だと専門業者で200万ぐらい、沼津では業者間、成功報酬成で50万ぐらいかな?その電話ではいくらぐらいだったんですか?」と聞くと『7万ぐらい。』とのこと。ずいぶん値段が違うがS.E.Oを何処まで行うかによってまったく値段が違ってくるので一概には言えないのだ。S.E.Oに関する私の考えは、順位は常に変動し相手もあることなのでS.E.O対策にお金をかけて一時的に順位が上がっても順位が元に戻る可能性がある。のと検索エンジンで上位に表示されるロジックは公開されていないのでそのロジックが変更された場合またやり直しになってしまう。のであまり意味がないと思ってしまうのだ。現に過去何度かそのようなことがあって、”ひっくり返って”いるのだ。お金をかけてS.E.Oを行いサイトが上位に表示されれば確かに売上は上がるかもしれない。しかしそれもいつ”落ちるか”分からない。S.E.Oで勝負すると言う事は相手があるのである。自社サイトが上に行けば他社のサイトが落ちているからである。当然他社もS.E.Oを掛けて来る。また順番は入れ替わる。S.E.Oには切りがないのだ。”検索エンジンで上位に表示されて一時的に売上が上がる・・”どうも小手先の技術に感じられるのは私だけであろうか?

S.E.O神話。購買動機について

どのようなきっかけでその商品をそのサイトから購入したのか?サーチエンジンで探して?お店からのメールマガジンで?どちらが売上金額が多いか調べた事がある。これは以外にもお店からのメールマガジンでの商品購入が多いのだ。この部分は調べるまで私もわからなかったし、弊社クライアントの何人かに聞いてみたのだがほとんど検索エンジンでのきっかけが多いと思っていた。サーチエンジンで引っかかる情報というのはパブリックなモノだ。誰でも入手できる情報なのである。方やメールマガジンは”貴方の為のお店からのお得な情報”なのだ。一般に出回っている情報とは違うのである。同じ店舗で同じ商品でも一般客は10%割引、しかしメールを受け取った方は30%割引。というようなことが一般的に行われている。顧客を差別化したサービスで囲い込みリピーターを増やすのが重要なのだ。S.E.Oで一時的に集客出来て売上があがったとしてもこの部分が出来ていないとすぐ売上は落ちてしまい意味の無いS.E.Oになってしまう。
そのような事例を見てきて私は日常的なサイトの運用が重要だと考えるようになった。

ではS.E.Oはどうするのか?

システム化されたサイトであればそのシステム内のS.E.O管理機能を用いて設定すれば充分だと思う。ブログ形式の場合S.E.O上、非常に有利というのは周知の事実である。システム的に半自動でS.E.Oを行えるのだ。(今使われているCMSのほとんどはプラグイン・モジュール等の形式で機能を実装可能である。)弊社のクライアントで『オートビジョン2000』さんという自動車販売業を営むサイトを構築させていただいたのだが、このサイトはそれ以上のS.E.O対策を何も行っていない。日常のサイト運用を頑張った結果、Yahoo、 Google両方の検索エンジンで『逆輸入車』のキーワードで上位を実現しているのである。(Yahoo 3位 Google 5位 もちろん、1ページ目に表示される。)小手先のS.E.Oではなく常日頃のサイト運用を頑張った結果だと考える。このような事例があるのでお金をかけてまでS.E.Oを行う必要はないのではないか?と思ってしまうのだ。最高のS.E.O対策は常日頃のサイト運用にあると弊社は考えます。

ex
岩名地 正 著  『冒険日和』 ポプラ社より発売中
『マリンTV』 http://www.marinetv.jp/

逆輸入車販売の『オートビジョン2000』 
          http://www.autovision.jp


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